ゴルフ初心者の腰痛問題解説（体とスイングの関係）
こんにちは、ゴルフのパフォーマンストレーナーのTATSUMIです(^^)
本日は、ゴルフ初心者向けに、腰痛についての情報をわかりやすく説明します。
ゴルフを楽しむ多くの初心者ゴルファーにとって、腰痛は身近な問題です。腰痛は、あらゆる年齢のゴルファーが悩まされる最も一般的な病気です。TPI で 31,000 人を超えるゴルファーから収集したデータによると、全プレーヤーの 28.1% がラウンド後に腰痛に悩まされています。腰痛は、すべてのツアーのプロゴルファーの間で見られる最も一般的な症状でもあります（データによると、23% 以上が腰痛を抱えてプレーしていることが示唆されています）。腰痛がゴルフでよく発生する理由を理解するには、Body-Swing Connection™（体とスイングのつながり）という考え方を考えてみましょう。
【腰痛が発生する最も一般的な原因】
腰そのものが問題を抱えているからではなく、他の部位の異常な動きや力が関与していることが多いのです。言い換えれば、腰は他の部位の不調からくる過度な負担を受けることがあり、その結果、腰痛が引き起こされるのです。腰椎は通常、他の関節や筋肉が本来の機能を果たさないときに過剰に負荷をかけられ、その結果、問題を抱えることがあります。
腰痛の原因は大きく以下の3つに分けることができます。
- 筋肉の緊張や靭帯の損傷： 筋肉の緊張や「肉離れ」、靭帯の損傷は、通常2〜4週間の休息と回復で治りますが、一部の問題は残ることがあります。これらの損傷は軽い痛みから鋭い痛みまでさまざまな症状を引き起こし、ほとんどが腰部に局在しています。
- 椎間板の損傷： 腰椎椎間板は、椎骨間のクッションのような役割を果たし、圧力を吸収し、脊髄神経に必要なスペースを提供します。過度なストレスがかかると、椎間板に裂け目が生じ、腫れたり膨らんだりすることがあります。これにより、脊髄神経が刺激され、腰や脚に痛みが生じる可能性があります。
- 運動制御や関節の変化： 体の中で筋肉の発火パターンや運動制御が変わることで、腰椎の動作が変化することがあります。これらの変化は初めは問題を引き起こさないこともありますが、時間とともに慢性的な問題を引き起こすことがあります。実際、専門家によれば、腰痛の80%以上がこのような変化から始まると言われています。
【腰痛を防ぐためには】
腰椎の周りの股関節と胸椎の領域で正しい動きを確立することが重要です。ゴルフのスイングでは、クラブにエネルギーを伝達するために優れた回転能力が必要です。この回転能力は股関節と胸椎から得られます。したがって、股関節と胸椎が正しく動かない場合、腰に過度な負担がかかる可能性があるのです。
腰痛を予防するために、まずは周囲の関節の動きを評価し、制限を解消しましょう。それから、運動制御を正常化し、適切な安定性を確保し、腰椎に十分な休息を与えるための正しいトレーニングプログラムを導入しましょう。スイングメカニクスも見直し、逆スパイン角などの問題を解決しましょう。
最終的に、腰痛に対する予防と対策は、全身の動作パターンを評価し、問題を特定し、それに対処するプロセスです。初心者のゴルファーは、健康な腰部を維持し、ゴルフをより楽しむために、適切なトレーニングとスイング改善に取り組むことが重要です。
【福岡市西新・唐人町で唯一のTPIGolf・Fitness level2資格取得者】
カラダの機能性をスクリーニング（評価）した上でトレーニングのプログラムを組みます。
スクリーニングでは基本的な動作を評価し、動作に何かしらの制限がある場合は必ず身体的な問題があります。
問題がある所を特定できれば、動作改善のトレーニングやトリートメントを受けることによって機能的な動作を獲得することができるようになります。
ゴルフのパフォーマンスを向上させるには、今の自分のカラダの状態を知ることから始めましょう。
